2010年02月09日

更科そば せんがく:中の沢1丁目




またしても「北のへ」さんをパクリます。なんと言っても、この手のお店は入ってみないことには埒があき

ませんから、必然として足が遠のきます。幟の一本、いやいや貼紙の一枚、なんならガラス戸にマジックで

「ら~」と一文字書いておいて呉れればどれだけ助かるか分かりません。そんな訳で今日も北のへ情報をも

とに、現地に赴きます。中の沢と言えば北の沢の反対側に曲がるのです。そのまま通り過ぎてしまえば南の

沢に行ってしまいます。そんな時は「味よし」が待ってます。そんなことよりこちらです、矢張り、外観か

らは「ら~」の気配は漂ってはいないのです。北のへさんを信用していない訳ではないのですが、万が一と

いう事が有ります。何が如何、万が一なのか、それは突っ込まないでいただきたい。兎に角、めにゅうに無

かった時は、、、その時は、、、蕎麦を食うしかないじゃないですか。何事も自己責任は、オトナとしての

掟です。昼時で店内は賑わってます。4組ほどが蕎麦を愉しんでいます。コの字のカウンターに座って、悠然

とメニューを開きます。否っ、ここは端然とだな、などと自分に言い聞かせます。おっ、おおおっ、有った

しょやぁ、冬期限定、味は味噌だけ、かもは当然、鴨でしてツーピースがチャーシュー代わりに載ります。

そして、此の鴨の奴が、なんともいい仕事をしております。鴨は所謂、濃い肉です。この濃さがさり気無

く、味噌の陰に見え隠れしながら、最後の最後まで引っ張ります。不覚にも完つゆしてしまった一杯に、本

日は、次の一杯が思い浮かびません。
  
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2010年02月08日

北龍:北野




朝から鼻水が止まりません。そのうち止まるだろうと思っていたら、夕方になっても止まりません。ひょっ

として、こっ、これは、と思った途端に寒気がしてきました。自分で言うのもなんですが、解りやすい体質

だと思います。こんな時こそラーメンです、と言いたいところですが、今日の分は食ってしまって、どうや

ら処方が違ったようで、また明日きつめの一杯を処方したいと思うのです。こんなことになるとは思っても

見なかった、お昼の一杯は、北龍さんです。36号線を南下してつきさむ温泉を過ぎて、副道に入ったところ

にあります。店前に停まったところで暖簾の竿が風で外れます。この辺りは魔人のシマうちで結界を破って

の殴り込みに、さては感付かれたかと一瞬ひやっとしますが、考えてみれば私には「魔人ホイッスル」と言

う中々手強いアイテムが有ったことを思い出します。これさえあれば、あの魔人に遭遇しても、一吹きすれ

ば、あっと言う間に魔人は飛んで行きます。この優れものはヤマダ電機の一階のガチャポンで入手出来ます

が、数が余りないので、根気良くやることをお勧めします。また、このホイッスルは魔人の居ない時に、吹

くと、あっと言う間に魔人が出て来ますから、取り扱いには充分気をつけなければなりません。そんな訳で

醤油なのです、油ラーメンも激しく気になったのですが、今日のところは勘弁してやります。此処はこんな

に旨かったか?





箸にも棒にもかからない一杯をイタダイテ、それじゃぁ口直しと言うのも有りますが、思いがけず旨い一杯

に当たると、不思議ともう一杯が食べたくなるという法則をご存じだろうか、何を自分勝手なことをと思わ

れている諸氏諸兄よ、ショーガナイのだなこれが、性格だし、イッショー治す気は無いし。「常」さんで

す。毛ガニの様なオヤジが作ってくれます。味噌の食券を渡す時に、マー油と言えば好いのです。こんなこ

とならちょい辛もと言えば良かったかなとも思います。嗚呼、ホント「価値ある一杯。」と言ったのはゲー

テだったか、それともシェークスピアだったか、あぁ、PINYAさんだった。
  
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2010年02月07日

いおり:南3条



地吹雪が巻き上がる札幌です。昨夜からの荒模様で、積雪こそ、そう多くは無いもののそれでも掻き上げら

れた雪の山を見ればそれなりに降った雪の量です。除雪車の音で夜中に目が覚めてから何となく寝そびれ

て、うつらうつらとしているうちに、朝になってしまいました。ですから、朝起きた時から眠いのです。風

は吹くは、眠いはでは遠出は避けなければなりません。万が一、車を運転している時に不意にホワイトアウ

トと眠気が一遍に来ようものなら、遭難の恐れが有ります。そんな訳で本日は中央区から外には出ることが

出来ません。いおりさんです。漢字表記から平仮名表記に店名を変えたのは、タブン、「アン」と読む客が

なんとかウォーカーを持って来るようになって、その度に読み方を説明するのが面倒になったからだと、言

ったような話は聞いたことはありません。今日の様な天気の日は「ムラナカ」が恋しくなるのです。道民の

DNAには焦げたラードの匂いが舞上がった雪で見えなくなった道を示してくれる羅針盤です。タレで食わす

ムラナカ系は北海道を代表するスタイルの一つですが、タレで食わすとはいってもスープの出来が悪ければ

タレばかりが前に出て来るだけの一杯で奥行きがなくなるのです。




本日は旨い一杯達です。  
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2010年02月06日

国民食堂:新川





「屋食らー麺」が届いたけれど、冷凍庫に入らない?そんなことは知ったこっちゃありません。今日も寒い

札幌です。相変わらず雪まつりもやってます。お取り寄せラーメンの正しい作り方を知らせるべきか、頭を

過ぎりますが、止めておきます。失敗しなければ何事も覚えません。茹で過ぎた麺、温すぎるスープ。丼の

底に沈んだ具、ひとくち食べたマシーン1号は「えっ?」と言う顔をするのです、こんな時のアイツのえっ?

には人を小馬鹿にした悪い癖が有るのです。「なに?」と言う嫁。ここから先は容易に想像がつくのです、

険悪な空気が辺り一帯を蔽い、「なにさ、そんなこと言うなら、自分で作れば!」

そして、お互いの家族の悪口の一つや五つ、飛び交う事になるのです。う~ん、マズイな、拙いけど、送っ

てしまったものはしょうがないしな。送ったのは配偶者だから、私は取り敢えず関係無いし。あぁ、葱。マ

シーン1号がだまってりゃ好いものを半分ぐらい食べたところで「葱が入って無い。」なんて言ったら、これ

はもう取り返しがつかないと思う、「だって、葱は入ってなかったし。」と嫁はきっと言うのです。「フツ

ー、ネギくらいは自分で入れるんじゃない。」とかマシーンが云います。この「フツー」にカチンと来た嫁

は多分、ここで切れます。取り急ぎリスク回避です。配偶者と私の携帯の電源は切って置きます。

私が味噌で、配偶者がごまからの中辛です。
  
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2010年02月05日

らあめん次郎長:前田



今日も良く冷えた道都です。今日から「雪まつり」だとラジヲで言ってます。あぁ、そうかぁ、と思いま

す。それじゃ会場近辺には近づか無い方が好いなと、過去の経験が語ります。雪まつりに行かなくなっても

う何年、経つのだろうかとすら考えなくなって、もう何年経つのでしょうか。別に雪まつりが嫌いな訳では

ありません。寒いのが好きじゃないのです。情報によれば、2月1日開店との事ですっかり出遅れてしまいま

したが、寒いし道は滑るしこんな日を外しては、めったに来られるもんじゃありません。次郎長さんです。

森町のお店には行ったとは思いますが、何しろ随分と古い話で良く覚えちゃおりません。三味700円はきょう

び、余り新鮮味が有りません。醤油を頼みます。カネジンの麺がどんなものを出してくるのかと思ったら、

中太の縮れ麺で、拍子抜けのサッポロラーメンでした。丼がびっくりするくらい小さくて、700円の単価設定

をより奇異なものに感じさせます。これでは折角、森町を謳っている意味が何処にも感じられません。間違

えないで下さい。美味しくないという意味ではありません。きっと、雪まつり会場で観光客に食わせたら、

好い旅の思い出になると思います。




そんな訳で、味噌を食ってます。今日はちょっと、粉っぽい。この町でも今日から「ユキアカリノミチ」  
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2010年02月04日

ぼたん:西岡




今日も寒さが続きます。シバレル日にはカツカレースパが、北国の伝統なのです。しかも立春ですから、立

春と言えば、そりゃもう、立春な訳で、立派な立春になるためには、ローソクに火を燈してカツカレースパ

を「西南西」の方角を見ながら無言で食べるのです。そうして、じっと、耳を澄ませていると、・・・・な

ーんにも、聞こえて来ないことに気が付きます。そう「カツカレースパ」。しかし、本日は新店がオープン

する日なのです、残念ですが、今日はラーメンです。11時になっても、暖簾が出ません。車の中で待つので

す。あの車も、その車も、待ちます、マチマス、待ってます。冷え切った空気があちこちの水蒸気を際立た

せます。並びの床屋のオヤジが何時に無く多い、アイドリング中の車達を訝しげにガラス越しに睨んでま

す。結局、11時15分に暖簾が出ました。オラオラと人が集まります。何となく小奇麗になった店内です。し

ょうゆと頼んでから、隣の客が頼んだ「剛麺」と言うのが気になります。しょうゆが出て来て、一通り儀式

を取り行って、あらかたいただいた頃、隣の剛麺が出て来ます。ほぉ、これが、・・・と見とれていたら、

隣のお兄さん、「撮りますか?」「イイですか、見も知らない人のラーメン撮らして貰って・・・・」どう

やら、ソウトウ、そんな風な顔をしていたのだと思います。上に載っている刻みニンニクは、出された後に

入れるかどうか、訊いて来ます。麺がゴッツウフトカです。一体、どんな味がするのだろうかと、自分の食

った一杯はドっかへ跳んで行きます。




そんな訳で、いせのじょうにいます。ホントにチャーシューが旨いぞ。  
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2010年02月03日

TEAM ZERO ONE:中央区




寒波デス。寒いということです。踏みしめる雪が軋みます。ここまで寒いと気分が引き締まって心地好いの

ですが、だからと言って調子こいて何時までも寒い中にいると、取り返しの付かないことになってしまいま

す。そんなことは長い人生を生き抜かなくたって誰でも判ります。何日間かはこの寒波、居座るらしいので

すが、どうしてそんなこと判るのでしょう。こっちは水曜日になる度に、えーっと、定休日は何処と何処だ

っけ、と毎度毎度思い患うと言うのに、まったく、タイシタもんです。エンジンスターターが言うことを聴

きません、電池が切れたのかと思い、リチュウム電池の売り場で買おうとして、待てよ、電池じゃなかった

ら、どうしよう、などと心配したって、それは結局、取り替えて見なければ判らないと言うことに気が付く

私は、相当なものだと思うのです。如何、相当なのかは、好きに考えて下さい。路側帯の雪がきれいに排雪

されて、こじんまりと、密やかに且つ、遠慮がちに停めます。どのような形容詞を並べても路駐は路駐で

す。そんなことは言われなくても分かってます。寒冷地対応の玄関を抜けて店内です。店主がカウンターに

座って寛いでます。お休みのところ恐縮ですが、ラーメンをいただきたい。などとは言いませんが、似たよ

うな状況です。醤油、塩が500円で味噌になると600円で、メニューを見ると野菜ラーメンが売りなの

か・・・う~ん、考える事も無く、醤油です。何処かで見た顔・・・何処かで・・う~ん「ちょっと、○○に

いたんじゃない?」「えっ、知ってんですか?、じゃお住まいは北郷のほうで?」「違うけど、アソコ移っ

たでしょ。直ぐ、無くなったけど。」ぽつらぽつらと聞かされた話は、涙を誘わずには居られないほどのド

キュメンタリーです。あの人はあの人の知り合いで、あの人もあの人の知り合いなのです。それでやっぱ

り、あの人とも知り合いなのですね。そうですか良くわからない知り合いは怖いですね。その後に入ったカ

レーの食い放題、そうそう、其処も知り合いなの・・・。良く分からない話を解った振りをしているのも大

変なのです。まぁ、一つ、頑張って下さい。




丁度前を通ったら一台、出るところじゃありませんか。さあ、さっさと出て行って下さい。シートベルト!

そんなもの後からでイイでしょ。そんなに注意深くバックしなくたって、ナンかありゃ、ぶつかって分かり

ます。ヨーヤク、行きました。さぁ、慎重に停めましょう。

幼児と乳児を抱えて、大変ですね。それでも食べたい時は食べたいですからね、たった一つのテーブル席が

空くのを待っています。でも、テーブル席の客は食べ終わっているというのに歓談しています。店の兄ちゃ

んも顎を上げて、開くのを待ってます。そうです、そんな時こそ、『屋食らー麺』です。ご家庭で簡単にお

店の味を愉しめます。おっ、なんか宣伝みたいだぞ。
  
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2010年02月02日

食事処 さかえ:ファイターズ通り




今日を外してはまた当分、動けなくなりそうな気配を感じてます。取敢えず此処だけは何とかしておかなければなりません。何と

かしないとどうなるのかと言うと、どうにもならないと思うのですが、これも持って生まれた性分ですから、如何ともし難いのです。

現実逃避、責任の回避とも言います。言いたい奴には言わせておきましょう。さて、ラーメン。ファイターズ通りなどと、如何にも

商業主義的なベタなネーミングのこの斜め通りは、比較的良く利用するのですが、何しろ一方通行なのでこのお店は、今の今

まで完璧に視界には入っておりません。こちらで明らかに釣りと判る内容で、撒き餌をされて、いとも簡単にその術中に落ちるの

は決して本意では有りませんが、仕方ありません、持って生まれた性分ですから。この方面なら、疑似餌でも食い付くと思いま

す。営業が10時からと言うことも350円の醤油ラーメンも400円の味噌ラーメンも、何故か500円もする塩ラーメンですら魅力的

な構成です。7種類の定食が全て500円だったり駐車場スペースがあったりするのも好材料だったりもするのですが、如何せん

向かいのキムチ屋のほうが良く目立つと言うのが少し悲しくもあるのです。此処は矢張り、リスクの少ない醤油から攻めるので

す。おぉ、こういうお味ですか、想定内の一杯ではあります。厨房の中で煙草を吸うのは、ちょっと、しかも調理中だし。





おさかな№2なのです。当然の如く、備え付けのパウダーを投入します。  
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2010年02月01日

夜食ラーメン:市内某所






冷凍のお取り寄せは物流システムの発達がもたらした新しい食品と言っても過言ではないと思う。それぐら

い再現度が高い。高い筈なのだ、本物なのだから。然しながらその再現度もまた、加熱の工程やら具材の仕

入れやら本来、お店で提供しているものとまったく同じ訳では無いのだ。そもそも加熱調理してそれを一気

に急速冷凍して、どれぐらいの間、冷凍保存されているかもわからないまま、解凍され加熱されて、やれお

店で食べるのと一緒だとか、再現度が如何したとか言われるのです。特に繊維質のものは熱の変化でずたず

たになってしまう事は頭の痛い問題でもあるのです。処理方法はいくつかあります。敢えて食感が変わるこ

とを無視して、其の儘突っ走る。または素材を変えて食感を似せるかスープの中に具材を入れないか。今回

は具材を別添にしたものと、つけめんは具材があらかじめスープの中に入った状態で冷凍してあるものと二

種類を食べてみました。結論はスープと一緒に冷凍してある方がお取り寄せとしては、臨場感が有ります。

チャーシューの切り方が違うと云うのであれば、スライスしたチャーシューが煮崩れするより角切りチャー

シューが数個入っていた方が、価値観が高いと思うのです。そうして、今回初めてこちらの麺を茹でて見ま

したが、想像以上に茹であがりが早いです。麺も一度冷凍させてから調理しました。
  
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2010年02月01日

横衛門:東札幌




予め断っておきますが、ブレテマス。画像です。店内が暗い、不必要に暗いのです。結果的に露出もホワイトバランスもヘッタク

レもありません。昨日の陽気をあざ笑うかのような寒気です。うっすらと積もった雪の下は氷が張っています。所謂、冬季路面の

もっともベストな状態です。歩いていたって足をとられて転びそうになるくらいですから、これが車ならまともに走る訳がありませ

ん。仮に走ったとしても、止まりません。止まりたい時に止まらない車ほど厄介なものはありません。そんな日はラーメンです。こ

ちら、居酒屋です。明らかに居酒屋です。北のへさんのところで見て、久しぶりに地団太を踏んだ次第です。このお店は2年も3

年も前から知っていました。暖簾が出ているのも何度も見ています。しかしです、しかしながら店舗の外観からは「ラ」の文字の

欠片すら見当たりません。居酒屋の昼営業と来れば、定食類が中心と相場が決まっているのです。せめて幟の一本ぐらいは立

てて欲しいのです。でも、『ランチ』はやめて欲しい、紛らわしいのです。不覚にも。そんな訳で勝手にリストから外しておりました

お店に入ります。おぉぉぉぉっ、と思わず声を上げそうになるほど、オヤジどもが定食を食っています。カウンター5席、小上がりに

4卓、テーブル席が2つ狭い店内にぎっしり詰まってます。其処にオヤジが嵌ってます。想定内の定食メニューは6種ほど、皆さ

ん殆ど定食で、っと言いたい処ですが、店内が暗くてよく見れません。ラーメン650円と書いてあるメニューを見て安心します。

取敢えずは「ラーメンありますか?」なんて聞かなくて済みそうです。『無い!』と言われて帰るときの言い訳がそれなりに大変な

のです。「あっ、そうだ、法事を忘れてた。」とか「今日はもう、胸が一杯なので、御飯は食べられそうも無い。」とか「医者から食

事を摂っちゃいかんと言われていたんだ、あはははっ。」とか、それこそいかにも在りそうそうな嘘をでっち上げ無ければなりませ

ん。暗闇に目が慣れてきた頃、頼んだしょうゆラーメンが出てきます。このデフレの時代に値段相応かどうかは不明ですが、なか

なか、ちゃんとラーメンしてます。
  
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2010年01月31日

侘助:東区





春です。陽射しがもう其処の通りの角を曲った辺りに春が来ていることを感じさせます。何時に無く良く寝

た日曜の朝は、ラーメンです。『屋食ラーメン』のサイトを観て、そうか2月1日か、来月なのか、でも、明

日じゃないか?などと思いながら、今日食べるラーメンを決めようとしている私は、使い方を間違っている

のでしょうか。そう大きく外れてはいないと思うのですが。あぁ、此処も良いけど、あそこも好いなぁ、そ

ういやここは今年まだ食べてないじゃないか、困った、こりゃホント困ります。そんな訳でこちらに来てし

まいました。すたすたと、一人で勝手に店の中に入って行く配偶者です。こっちは水溜りを目の前にして、

如何しようか、跳ぼうか、地道に迂回しようかと悩んだ末、結局、迂回することにして、店に入ります。

ハァーイ!」と既に腰掛けている客から声が掛ります。いきなりの展開に、嘗て、菜々兵衛店主が「ナナ

ベエで~す。」とこの店に入って来た時以来の衝撃が店内に走ります。あららららっ「あぁっ、どうもシュ

リません。」お連れの方がいらっしゃるようなのでフツーを装います。配偶者が醤油で、私は坦々麺です。

この何処に行っても食えない一杯達は、今日も裏切ることの無い一杯達です。何と言ったら好いのでしょう

か、此処の一杯です。旨いものが旨いと思え、そして旨いと声に出して言えたら、きっとまた、ちょっと別

の世界も見せてくれそうな、そう、そんな一杯です。あっ、ナナベエ以来の衝撃が帰って行きます。と思っ

たら、入れ替わりにノエルさん、あぁ、大丈夫!私、口は固いから、奥さんには内緒ね。
  
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2010年01月30日

桃源:菊水



溶けかかった道も、厚く張った氷がいきなり、足を捕りに来ます。私の前を青いジャンバーを来た男が横断

歩道を無視して、斜めに道を渡って行きます。コートに手を突っ込んで、ぼんやりと見やりながら、さて、

何処に行こうか、と考えます。それほど時間にゆとりはありません。このままセブンイレブン弁当と言う手

も有りますが、それもどうにも気が進みません。弁当ばかり食わされて気分的にはもう、すっかり弁当ヲタ

ク、通称べヲタです。そのうちセイコマの季節限定は、シャイだね。などと云いだすかもしれません。ま

ぁ、その時はその時です。その時のために、セイコマに操を立てておきます。暖簾を掻き分けて、中に入っ

た途端、眼鏡が曇ります。この真っ白はなかなかのもんで、冷たい空気に冷やされたレンズが突然、暖かい

空気に触れると曇ります。この白いまんまの状態でいると、いかにも間抜けなので、今日は突っ込みが入る

までそのままでいようと、突っ立ていますが、ダーレモ突っ込んでくれません。しょうが無いので、眼鏡を

外したらさっきの斜め横断近道男が座ってます。眼鏡を拭きながら「かんとんめん」を頼みます。こちらは

アンを固目に作っておいて、スープで延ばす作り方の様です。隣の近道男が食っているマーボー飯を見て、

マーボー麺も捨てがたいなとも思います。こんなことでは立派なべヲタにはなれそうも有りません


  
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2010年01月29日

食事処 浜益:真栄



「清田区を端から端まで、節操も無く、食い尽くす会」略称KSKとしてはこちらを外しては始まりません。

何しろこの真駒内御料線はここから先には蕎麦屋はあっても、ラーメンを食わしてくれるのはこの店が札幌

の南端なのです。彼の魔人から「食べちゃったもんね」と伝書鳩が飛んで来た時には正直、自暴自棄、自己

責任の暗い日々を送っておりました。だがしかし、此処からが違います。何が違うかと言って、本人にも良

く分からないぐらいですから、それはもうたいへんなもんです。噂によるとこの先は南区に入るまで通行手

形を持ってなければ、滝野の関所で捕まります。通行手形は南区役所の三階へ行って、窓口でカツカレー生

卵入りと、噛まずに言えると貰えます。札幌最南端の一杯は、居酒屋とも小料理屋とも言える様なお店のラ

ンチメニューです。はっきり言ってさぁ、俺なんかさぁ、バリバリなんだぜぃ・・といった感じの店主が、

片手間に作ってくれます。片手間と言っても、手を抜いてる風では決してありません。要するに段取りも、

麺上げも、具の載せ方を見ても一つ一つの動作が、実に胴に入っているのです。ナルホド、きちっと修業を

積んでいるのでしょう。三味550円の味噌をお願いします。味噌を頼んだ理由は、メニュートップだったから

です。甘めに仕上げた味噌だれを使ってますが、市販のものでは無い様です。麺にもう少し工夫が有れば、

個性的な一杯になると思います。kit隊員、此処はチャーハンでは無く、焼き魚定食だと思う。


  
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2010年01月28日

食事処 かなやま:南33条




雨かと思えば雪に変わります。いくら夜更け過ぎに雪へと変わっても、当分クリスマスはやってきそうもあ

りません。看板にはらーめんはうす かなやまの店と書いてあります。営業許可証の店名を表題に使わせて

貰います。この道を通る度にその存在は知ってはいました。この町でも古いお店のひとつとなりました。ど

うして、なかなか行けないのか、先日判明しました。それはこのお店、変形の交差点の中に在ります。店の

前に車を停めると、其処は交差点の中なのです。そのことに気が付くまでに十数年を要しました。そう気が

付いてから意識してみると、なんと言う立地の良さでしょう。歩行者信号は店のまん前だし、当然のことな

がら、駐車場はないし、しかしながら立地条件などは二の次三の次です。現にこちらは、頑張っているので

す。ということは、これは期待していいのでしょうか。思わず横断歩道を渡る歩調が、ツーステップクイッ

クのスタンダードスキップを踏んでおります。暖簾を掻き分け中に入ると、おやっ、女性が一人ですか、そ

うですか、醤油をお願いしてから、お店の中を見渡します。定食類が15種、丼が6種です。「らーめんはう

す」とありますが、やはり、守備範囲は広いのです。一柳の麺のようですが、確証はありません。出てきた

一杯は、緩めの麺に透明感を残したスープという、所謂、昔風の一杯です。そうか、やっぱり、メニューを

一杯にしておかないと厳しいなぁっと、思い至ったところへ、旦那が岡持ちを提げて帰ってきました。あ

ぁ、弁当の出前ですか、こういうお店もまた、この町の一杯達には欠かせないお店ではあるのです。

  
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2010年01月27日

ときん:新琴似




梅が咲いた、などと聞くと無性に遣り切れない気持ちになります。日本は南北に長い島国なのです。そんな

半端な気分の冬の日は、ラーメンです。何一つとしてイメージ通りに進みません。そんなこともあるさ、っ

と誰も囁いてもくれないので、思いっきりショボイ一杯を探すのです。新琴似には一番通りとか四番通りと

か云って、北上する通りを分類する人達が居るのですが、未だに如何してあの道が四番なのか、自信を持っ

て説明することは出来ません。四番は長嶋と昔から決まっています。あぁ、此処もまだだし、あそこもまだ

だな、などと懸案店の多い界隈を走ります。結局、こちらに決めたのは、もう彼此10年は経つでしょうか以

前の印象が、それなりのものでしたので、暫らく来ていませんでした。然しながら、長く続いているには相

応の訳がある、という不変の法則によれば、こちらも来て見ない訳にはいかないのです。そして、見事に嘗

ての記憶を書き換えることになりました。男子三日会わざれば、刮目して見よとなれば、どうすりゃいいん

だ、また懸案店の数が増えるばかりです。





と言う事は、懸案店を早く消化しておかなければならないと、妙な強迫観念に駆られこんなところまで来て

しまいます。これはもう、石狩市です。更にはちょいと向きを変えれば、小樽市です。ここは、ここは、秘

境なんかではありません、唯の僻地です。此処に店を構えたことに先見の明と云うか、単なるマーケティン

グ不足と断ずるかは、恐ろしくて口に出せません。でも、加藤系旭川の本道を忠実になぞる一杯ではあるの

です。とは言え、食べたくなったら月寒にもあるし、愛想はわるいけど、爪楊枝も有るし。
  
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2010年01月26日

八起:新川




まはろさんがこれ見よがしに上げたのを見て、所謂その何て云うんですか、ふらっしゅばっく、でじゃぶ、

まぁ、世間じゃいろいろに云いますが、有体に言うとこうです。「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってくれ、

その暖簾見覚えが有る。間違えない。マチゲエネエ。間違いはないけど、何処だっけ。」そうなると、もう

駄目、現地確認しないではいられません。こう云うのをなんて云うんでしたっけ、学究の徒。少年老い易く

学成り難し。まぁ、そうです。スープが切れた時は、早く店を閉めることもあるという尊い教えです。そん

な訳で、私は今、新川斜め通りに立っています。途中雪で視界が悪くなることもありましたが、そんなこと

はドってことありません。ちゃきちゃきの道産子ですから。ここは・・?ああ向かいが、からすと言う名前

のラーメン屋でしたか、この建物は娯楽の殿堂では無かったでしょうか。そうです、この界隈は随分前まで

はシマでした。ブイブイ鳴らしていたものです。この辺も随分と変わっちまって・・・と言いたいところで

すが、タイシテ変わっておりません、基本的には住宅街です。広ーく使い過ぎて纏まっておりませんが、大

きなお世話です。焼き肉屋の様な居酒屋の様な食堂の様な、妙に天井の高いお店は居心地が好い様な悪い様

な、一体どっちなんだという方は、自分で行って確かめてください。「ラーメンはセットだけなの?」と訊

いたら、「あるには有るんですが、値段は一緒です。(キッパリ)」そう云われても、付けたのはそっちな

んだから、そう居直られても、私だって、困って・・・「セットくだせぇ。」ラーメンにライスにスパゲッ

テイを添えたキャベツと胡瓜、おぅ、これで炭水化物はバッチリダ。




雪の吹く中を今のシマまで帰ります。東区を抜けた辺りでぷっつりと雪が止んで、薄っすらと青空さえ出て

います。流石に、税金の払っている地区は違うと実感した瞬間です。なんだか小腹がすいて来ます。炭水化

物はこれだから困ります。西岡のまるはさんです。入って行ったら、いきなり「こんな時間に来ると云う事

は、イッタイ、今日の何杯目ですか?」なんて、失礼なヤツなんでしょう。他に客が居ると云うのに世間体

が悪いじゃないですか、まったく、知らない人が聞いたら本気にしてしまうじゃないですか。
  
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2010年01月25日

どさん子真駒内→百番福住




よく似た顔の一杯たちです。盛りを過ぎた一杯たちでもあるのです。「サカリ」って何でしょう。兎に角、

あの頃の一杯たちには当たり外れは無かったのです。旨いとか不味いとかの話ではありません。何処で食べ

ても同じだったと言う話です。蕎麦なら藪がどうしたとか更科がどっちだとは、言っていても、ラーメンな

んか何処で食べたって同じだべや、と言われたものです。それが今では、如何でしょう、百花繚乱、酢豚定

食です。八宝菜も回鍋肉も四文字熟語になれないのは気の毒な気もします。何時からこんなになってしまっ

たのでしょう。さっぽろラーメンと言う判りやすい食べ物が、いつの間にか国家公務員試験の様に難解で誇

り高き登竜門となってしまいました。言い過ぎました。多少比喩に無理が有ります。私は何が云いたいので

しょう、そうそうそうでした、解りやすい一杯です。その遺伝子たちはまだまだ、この町に息づいていま

す。そうして、暖簾を潜って湧きあがる湯気の向こうから、『ヘイ、いらっしゃい!』と声が飛んできたそ

の瞬間から40年もタイムスリップして、あの頃へ、そうあの頃へ跳んでいく筈だったのです。「あれっ?い

らっさい。」前客と盛り上がっている時に入って来たようです。話を続けながらカウンターに水を置きま

す。「えーっと、醤油。」三味が500円なのです。注文を聞く間も話してます。どうやら病気の自慢話です。

「病院行った帰りはヨ、此処の豚丼が旨いンだよ。」正確な病名は聞き洩らしましたが、何でも自分の病気

が一番重いのだそうで、胸を張っているのです。ちっとも気の毒に思わないのは如何してなんでしょ。温め

のスープに緩めの麺が郷愁を誘います。たまに怒る人もいます。そんな訳で百番です。此処はタレの濃さが

信条です。思い切って放り込んで来るタレの分量が他とは違います。すっかり客足の途絶えた店先で、この

タレであのデリーの麺で食いたいねぇ、と言ったら、「まぁ、いろいろあるからね。」と言う辺りは、オヤ

ジよ、角が取れたじゃないか、えぇ。
  
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2010年01月24日

あらとん:市場場外




幾分、寒さの緩んだ場外市場は修学旅行生の塊が女子と言わず男子と言わず、不規則な団体行動を取りつ

つ、最早、手の施しようがないほどに占拠されております。駐車場は大型バスで埋め尽くされ、その光景を

見た配偶者は「ぎゃぁ~っ」と言ったきり口を利きません。恐らく北海道中の観光バスが此処に集まってい

るものと思われます。所持金の上限を決められた修学旅行生を場外市場に放り込んでどうする積りなのでし

ょうか、ロシア語を喋る蟹ばかりで近海ものなど目にすることも出来ないところで、何を修学させようと云

うのでしょう。暖簾を潜って中に入った途端に、眼鏡が真っ白になって何にも見えません。内外の気温差も

さることながら、湿度が換気されてない様です。換気ダクトの中で氷結しているのかもしれません。まあ、

春になれば溶けます。席が一つだけ空いています。後から来た客に譲って、待ちます。当然、配偶者の許可

は取っております。腕組みをして大きく2度頷きましたので、多分大丈夫です。目の前の客がそそくさと終え

て帰っていきます。背後から配偶者の発する「とっととしろ波」の所為だとも知らずに、丁度二つ空きまし

た。私は激辛つけめん、配偶者は味噌です。辛さと言うヤツは耐性が出来るとすいすいと入ります。咽もせ

ずに食い終えて、最初、弱気の一玉にしようかと迷ったことが嘘の様です。割スープにしてみて解りました

本日の粗加減が好みのバランスと濃さでした。




昨夜、急に腹が減って、眩暈と立ち眩みと軽い貧血に襲われたのです。救急車を呼ぼうと思ったのですが、

冷凍庫に有った一食分を思い出します。幸い配偶者は何やら先ほどから、あれを食ったりこれを食ったりで

今更食いたいとはまさか云う事は無いでしょう。お湯を沸かします。4L程が煮立ってきたら冷凍されたスー

プを袋のまま温めます。解凍させている間に葱を小口切りにします。ある程度スープが溶け具材が見えてき

たら片手鍋に袋から明けます。加熱して一煮立ちさせたら弱火にします。さて、いよいよ麺です。麺も冷凍

させてありますから、一気にお湯の中で解します。ここでポイントは麺を泳がせることです。火加減を調整

しながら差し水を小まめに行います。通常より30秒から45秒余計に茹でて、お湯を切って器に盛ります。ス

ープをゆっくりと注ぎ、具材が中央に載る様に注ぎましょう。葱を載せて、ニンニク唐辛子を色添えに掛け

て、出来上がりです。う~ん、香が立ってます。麺の固さも丁度好いし、ふっと顔を上げたら、配偶者と目

が合います。腕組みをして大きく2回頷きました。こっ、これはやばい兆候です。そっと、丼を差し出しま

す。
  
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2010年01月23日

こくよし:八軒




依然として排雪の進まない札幌市内です。走行車線が減り車が進みません。どうして進んで行かないのかと

思えば、大型車が止まっていて対向車と交差出来なかったり、タクシーが客を乗せるのにいきなりハザード

を焚いたりとか左折車や右折車を交わして行けないとか、いろいろ理由はある訳で、そう言う一つ一つの理

由が組み合わされて、今日も明るく元気に渋滞しているのです。ですから原因の無いところに結果は生まれ

ませんし、理由の無いところにも現象事象は存在しない訳なのです。近頃の開店、閉店のめまぐるしさは、

彼岸の火事と心得て見ている分には然程の事でも無いのですが、当事者にしてみれば一生の一大事ですから

それはもう、大変なのだと推察する訳です。こちらのお店はもう何年になるのでしょう。開店したての時

に、その時も配偶者と来た記憶が有ります。その前のお店は店名は忘れてしまいましたが「火の鳥」で働い

ていたという若い人のお店でした。そこが間もなくして店を畳んだ後に「こくよし」さんが入って、思い掛

けずご年配のご夫婦であったことに驚きもし、申し訳ないがそう長くは・・とも思ったものでした。それが

なんとなんと、気が付けばすっかり、八軒の地に根を張っております。ラーメンが中心とは言いながら、カ

ツ丼、カレーライス、中華丼、それに鍋焼きうどんと守備範囲の広さは、飲食業にとっては必須の条件なの

でしょう。配偶者は野菜抜きの味噌、私は天ラーメンです。一柳の麺が濃いめの味のスープと調和して平均

的な一杯となっています。揚げたてのてんぷらではありませんが、ごぼ天の食感がアクセントです。そうで

す、長く続いているのには、それなりの理由が有るのです。


  
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2010年01月22日

天壇:平岸




頼みもしないのに急に冷え込みやがります。温かくなったり寒くなったり我侭にも程ってものがあります。

と、文句を言っても虚しいのです。安全運転を心掛けなければいけません。人のことなんか別にどうなって

も構いませんが、自分だけでも、せめて自分だけでも事故を起こさないように気を付けるのです。なまら滑

る道路です。それでも出掛けるラーメンです。これくらいの寒波におたおたしている様では立派なラヲタに

は成れません。成ったところで如何なのかと言われても困ります。何時も通りの宛ても果てしも無いランチ

ロードです。スタート時点で今日は何処に行こうなどと、ほざいている奴が居ます。△△は今日行ってしま

うと、この後のローテーションが狂うから○○にしよう。などと明るく嬉しそうに言っているのを見ると、な

んて計画性のある人生を送っているのかと羨ましくもなるのです。渡世人は何時だって宛ての無い旅に出な

ければなりません。最初の信号を曲がって環状線にまもなくぶつかろうと言う時に、このお店が閃きまし

た。これを専門用語でラーメンの神様が降臨した、若しくは単に神が降りたと申します。気の所為だと言わ

れますが、そうかもしれません。この前通りかかった時にエライ混んでいたのを見て、気になっておりまし

た。大振りの暖簾を掻き分け中に入ります。おやっ、少し早過ぎましたか、不意の客に慌ててますか。「昔

風を」と言ったら、「むかしネ。」と言い直されます。調理帽を被って作業に入る店主です。家族でしょう

か3人体制の厨房は昼時の繁忙さを窺い知ることが出来ます。後から順繰り入ってきた二人の客たちも「むか

し!」と頼んでおります。ほうれん草も多めに入った一杯は、確かに昔の一杯です。透き通ってしょっぱい

ラーメンが食べたくなったら、この一杯はお勧めです。




どうも本日降りて来た神さんは何時もと勝手が違っているようで、「ほなら、カレーも食って行きなはれや

ぁ~。」との有り難いお言葉です。ご託宣には従わなければなりません。それでは先日来、こちらの画像を

見てから気になって気になって、碌に夜も熟睡していたすき家さんなのです。温玉カレーの並@390円なので

す。もうひとつ選択肢の増えた神の降臨なのです。
  
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2010年01月21日

八兵衛 本店:南郷




朝、外に出て見て気が付きます。何でしょう、この積雪は。当然のことながら除雪は間に合いません。見る

見るうちに道路は車で溢れ返ります。こんな日は朝から仕事ヤル気満々なのです。なのですが、何をしてい

いか判らないまま昼になってしまいます。困ったもんです、困ったもんですが昼なのです。さて、ラーメ

ン。確かこの辺りに中華屋さんが有った筈だと思ったらラーメンの幟にうどんの幟、最近の中華屋はうどん

も出すのかと思ったら見たことの無いお店が見えます。一旦は通り過ぎますが直ぐにUターンして店の前に車

を停めて眺めますが、やはり見たことが有りません。取り急ぎ中に入ります。殺風景とも見える店内はカウ

ンターはなく、テーブル席と小上がりで、此処が中華屋であったことを伺わせる間取りです。たったひとり

の前客が遠慮会釈も無い大声で携帯です。店前に貼ってあったサービスラーメン500円を頼みます。「ここは

前からあったの?」と尋ねるると、15日からだと教えてくれます。メニュー表には面白そうなラーメンが並

んでますが、まずはデフォで勝負でしょう。出て来た塩は豚パイタンで、臭みは殆どありません。チャーシ

ューは低温加熱のタイプで赤ワインで色が付いていると言っていますが、どちらかと言えば生ハムの製法に

近いものでやたらとしょっぱい味付けはラーメンのバランスを壊しています。厨房から出て来たオヤジが頼

みもしないのに薀蓄を語り始めます。麺は2種類から選べると言われます、ストレートの細麺を選びます。ス

ープも麺も具材もひとつひとつは、好いのですが、一杯の総合評価は何とも心細いものになってしまうの

は、たまたまなのでしょうか、素人芸の域を出ていないからでしょうか、自分の語る薀蓄に酔うタイプです

から、人の語る薀蓄などは聞きたくは無いのです。面白い一杯だとは思いますが、余り自分で美味しい美味

しいと連呼するのはどんなもんでしょう。


  
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2010年01月20日

居酒屋みどり:篠路4-6




朝から眠いのです。朝起きたときから眠くて、それからず~っと眠いのです。春眠暁を覚えずと申しますが、春眠と言うにはまだ

早すぎる気がしないでも有りません。唯の寝不足と書いてしまえばそれまでですが、それじゃ、人生に潤いが無いではありませ

んか。一気にプラス気温です。積雪は沈み、道が露出します。軒から迫り出した雪扉が危うい角度ぶら下がります。だから、何

もかもが緩んでしまうようなこんな日は、ラーメンなのです。懸案店を捜し求めて篠路界隈を走ります。「熊吉」にも「天ば屋」にも

目もくれず、角を曲がれば、、、、焼肉屋さんの一杯は営業しておりません。それじゃ、別のもう一軒を目指します。行き交うこと

も儘ならない住宅地の道路です。交差点では一時停止の上にそろりそろりと頭を出すのです。灯油ローリーが給油中で道を塞

ぎます。右へ左へと雪の壁の中を走り回っているうちに、気が付けば方向を見失います。こいつは八甲田山の二の舞になってし

まいます。高倉健なら好いけれど、北大路欣也では困ります。其処に「ラ・・・」の文字が、反応している自分が怖いです。おっ、

ここは雪の無い時分に一度、来た事があります。その時は営業しておりませんでした。なんだかこの辺は、こんなのが多いみた

いです。まぁ、当初の目的先とは違いますが、こんなもんです、人生なんて。少々きつくなった引き戸を引いて入ります。カウンタ

ーに腰掛けます。小上がりには家族連れが一組、既にラーメンを食べています。暫らく、投げられます。放って置かれるのは比

較的慣れてます。「あらっ、お客さんなの?!#$&▽かと思ったわ・・・」ばあさんがそう言いながら、小上がりから厨房の中へ

戻ってきました。店の中を見渡しますがメニューらしきものがありません。「ラーメン!」と言ったら「はいっ」と言います。アルミの

両手鍋に水を張ります。ガス台にかけてお湯を沸かします。「お客さん初めて?」「あっ、あぁ、道に迷った。」「どこに行こうとした

さ?」「うっ?あっち。」「そんじゃ其処をまっすぐ行って木田製粉のトコの踏み切り渡れば、行けるさ。」「おお、そうする。」「何そ

れ?」「箸。」「マイバシかい、いやぁ初めて見た。」「お客さん、何時来たの?」「何時って何処に?札幌にかい。

だったらロンドンの留学から帰ってきたのが三月前だから、この辺はあんましわかんねえのさ。」西山の麺を袋から取り出して、

お湯の中に投げ込みます。その間、醤油ダレを麺を茹でてる鍋に入れようとして、寸でのところで止まります。なんぼなんでもち

ょっとばかり茹で過ぎじゃないだろかと思っていたら鍋から麺を一本持ち上げて、私の手の上に置きます。「どうだろ?」「・・・・い

んでないかい。」出来上がります。「イイのかい。これで。」「麩が・・麩が・・何処にやったべ。」待ってられないので自分で丼をカ

ウンターに下ろします。記念撮影です。画像がめちゃめちゃ暗いのです。「暗い!」「なに、明かりかい?ほれっ、その電球ひねっ

て」「おうっ、なんだ緩めてただけかい。」あらっ、以外と言っては何ですが、旨いじゃないですか、見掛けで判断してはいけませ

んね、人生は。




帰りに貰ったチョコです。  
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2010年01月19日

寶龍 平岸店:平岸





難民化して飛び込みます。どこも彼処も雪の山で車が旨いこと停められません。このお店は末広商店街にあって道幅も狭く、雪

が無ければ路駐など到底出来ませんが、其処はそれ、雪の効用と言いますか、道の両脇に雪山が出来て道幅が狭くなった反

面、車が停めやすい景色となるのです。丁度、店の前が空いてます。ちょっとだけ置かして貰う事にします。がらんとした店内に

おかあさんが一人でした。メニュー表を見て昔風を頼みます。おかあさんが頭に三角巾をします、あらっ、おかあさんが作るので

すか、まあ、それもいいかもしれません。と、思ったところで、お父さんが岡持ちを提げて帰ってきました。こちらのご夫婦はこうや

って二人並ぶと、絵に書いた様なご夫婦振りで、何と言いますかお二人の厨房の中の立ち位置とでも言いますか、実に絶妙な

空間を作り出しております。旨いですなぁ、フランチャイズチェーンもここまで長いと、各お店の個性がチェーン本部など遥かに凌

いでおります。豚肩チャーシューは納得の厚みに濃い目の味付けが鮮烈です。このスープに日糧デリーのグルテンを効かした

業務用麺でもう一度食いたいと思うのは、遥か昔のサッポロの一杯を、唯懐かしんでいるばかりでもないのです。

やけに真新しい暖簾が、向こうの角の信号のところからでも目立ちます。
  
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2010年01月18日

松尾ジンギスカン本町支店 一粒:東区本町1条




篠路まで行くつもりで走り始めましたが、今週中に帰ってこれる自信が無くなって、諦めます。南郷通りか

ら環状線に出た辺りで心配になり始め、豊平川を渡ったところで、無謀さに気が付きます。正直に言えば進

まぬ車の中から、普段なら気にも掛けないお店が目に入ります。それじゃぁ今日のところはここいら辺で勘

弁してやりますか。と言うわけで店前の雪を掻き上げた雪山の陰に車を停めるのです。建物にはジンギスカ

ン屋の名前で暖簾には一粒と書いてあります。イチリュウと読ませるらしいのですが外観から漂う妖気は、

来るものを拒み続けるパワーを感じるのです。数件先にはラーメンを出す蕎麦屋もあって、以前、来ている

のですがまったく気が付いておりません。幾分レールから外れかかったアルミの引き戸を開けます、びっく

りするばあさんが一人、ボリュームを目一杯に上げたテレビ、虚しく赤い炎を上げる石油ストーブ、油性イ

ンクで殴り書きした甲類焼酎のキープ瓶。驚いているばあさんに「ラーメン、ある?」「ラーメン?そり

ゃ、出来るけど。」「じゃ、しょうゆ!」「しょうゆねぇ、しょうゆ・・・しょうゆ・・。」ははぁ、この

ばあさん、作り方を思い出そうとしてやがるな、まっ、いいか。と思い定めては見たものの長いねぇ、人の

動いている気配はするから、死んでることは無いと思うけど、それにしても時間が掛かります。夜ともなり

ゃカラオケが鳴り響く社交場となるのでしょう不思議な小上がりの広さです。地べたから上がってくる冷気

をしみじみ感じ始めた頃、厨房から声が上がります。「お客さん、ラーメン、やわいほうが好いかい?」長

いラーメン人生の中でこんなに優しい言葉を掛けてもらったことは初めてです。「・・できれば、やわいよ

りは固めのほうが・・・。」ここまで言うのがやっとでした。こちらの思いが届いたかどうかは判りませ

ん。返事がありませんから。静々とばあさんが丼を持って出てきます。「・・・・なんで、撮るの?」「え

っ?そりゃ、記念ダベサ。えっ、何の?知らないよそんなこと。」実りのある会話です。おぉ、ヌルイ!こ

れは猫舌の人には最適です。私は猫舌では有りません。「しょっぱくない?」2度訊かれます。2度とも「ん

にぁ、なんでもない。」と答えます。「あっ!水いるかい。」氷の入ったお冷が来ます。コップを掴んで一

気に飲み干します。死ぬかと思いました。「熱いお茶はいるかい?」ばあさん、私が食べ終わるまで、ずっ

と私の左脇30cmのところに立ってます。




白石区本通りのまるともラーメンです。此処の一杯が、こんなに旨いとは知りませんでした。完つゆの味噌

です。丼ぶりと水のコップをカウンターの上に載せ、備え付けのクロスでテーブルを拭きます。珍しく店主

から声が出ました。続けて奥さんからも出ました。こんなに気分良くラーメンを食わして貰ってイイのでし

ょうか。


  
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2010年01月17日

ななし:琴似




どうやら雪は降り続けていたらしく、町中が雪帽子を被った様に新雪に蓋われています。こんな時は大概、

この町の住人達は一様に無口になり、隣の家に積もった雪が自分の家に積もった雪よりも多いに違いないと

密かに心の隅で信じながら、雪かきをするのです。琴似の街は久し振りです。中央市場場外までは来てもそ

の先は素通りしてしまうことの多くなったこの頃です。当然のことながら、懸案店が軒を並べる街でもある

のです。かと言って、配偶者を懸案だからという理由でこの界隈を連れ回すほど、まだ自分の人生に見切り

をつけてはおりません。某量販の駐車場に車を停めて、ぷらぷらと両手をポケットに突っ込んで、此処で

「ふくべ」に入った日には、多分、久し振りに真空飛び膝蹴りが後頭部に見舞われることになるだろうと思

いながら、客待ちのタクシーの前を突っ切って道を渡り雪山を越えて「ぐっさん家」はまだ、暖簾も出てま

せん。「サスケ」の看板を見て、回転ずし屋の経営する店舗なのかと聞いて来る配偶者です。面倒くさいの

で「ソウダ!」と言おうとしますが、他所で知った振りをこかれても困るので、一応、「チガウ」と言って

おきます。暖簾が丁度出たところです。鰻の寝床の一番奥まで行って座ったら、店主の目の前でした。「ワ

タシ、ショーユ!」っと自分本位な注文をする配偶者です。仕方なく敗北の味噌です。





どんな事件が有ったのでしょう。恐らく食い終わった丼をカウンターの上に乗せたのだと思います。それが

ひっくり返したか、いや、そうじゃないな、唯でさえカウンターの仕切りの上にはいろんなものが置いて在

る店だから、混んで来た時に前客の丼が仕切りの上に置いてあったのでは、丼が手渡せない、そんなことが

数度あって貼ったものと推測します。本日も仕切り越しに店主が丼を配偶者に手渡します。こいつは堪らん

と私の処に来た時はカウンター仕切りの上部、丼を置いてはいけない処を指差します。はい、無事着地しま

した。
  
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2010年01月16日

麺や三代目なか壱:澄川





大雪と言うほどでは無いのですが、除雪車の出動が待ち遠しい朝の風景です。風もあって新雪が舞います。

徐々に狭まる車道は、二車線が1・5車線となり、この雪で一車線になります。道は混みます。急に車の数が

増えた訳でもなく、混みます。何しろ雪道ではスピードは出せないばかりか、脇道から本線に出る時は、殆

んど一か八かの賭けの様なもので雪山の陰から恐る恐る頭を出して行きながら、クラクションが鳴らなけれ

ば車が来ていないと判断するのです。このような運転の仕方は道交法にも運転免許更新の際の教本にも書い

てありません。「何処に行くのさぁ。」と家の中から出て来て、いきなり助手席に座りこんでびくとも動こ

うとしない配偶者です。「新店でござります。」「ぐぇっ!なにそれ?こんな雪の日になんでオープンなの

さ。」「ナンデと言われましても、雪がこんな風になるとは、多分、ちゃりころさんが何かやらかしている

んじゃないかと言うぐらいしか思い当たりません。」「ふんっ、なにそれ、私食べないし。」いまだに「宝

島」をトラウマに生きている女です。「ダイタイねえ、こんな雪の日にねえ、ラーメンを食べに行こうなん

てのは、馬鹿しかいないの、馬鹿しか。」「はぁ、馬鹿ですか?」薄々は感づいてていたとは言え、こうも

はっきりと言葉にして言われると、どうもなんです。お店の前には雪の降る中、OKBig氏が立ってます。Big

さんこんな風に云われてますよなんて、私にはとても言えません。こちらは麺’sバー龍さんの跡と言いま

すか、後と言いますか親子で入れ替わりと聞いておりますが、店名から察するところ、龍は二代目だったこ

とになるのですか。となると、一代目は何処だったんだという疑問がまたも、湧いてくると云うものです。

私は醤油をお願いしまして、隣の方は塩なのです。「あらっ?入って来ないの。」と聞かれるので「ええ、

私はあの人にとってはリトマス試験紙か良くてモルモットの様なもんですから、まず私に喰わしておいてか

ら、順繰り食おうって寸法らしいのです。酷い女です。マッタク、」「あぁ、そうなの。」っと、否定もす

ること無く納得してます。自分はもっと酷い事云われているとも知らないで。

そんな訳で、平岸街道を北上します。麺eijiです。駐車場には車が一台も停まっていません。「ほらっ、

だから云ったショヤ。」何を云ったというのでしょう。先客は結構な年配のご婦人がお一人です。どうして

も辛いのが食いたい配偶者は券売機の何処のボタンを押すのか訊いてます。私は悩んだ挙句の濃厚の塩にし

ます。出来上がる頃には、後客がどかどかと入って来て席が埋まり、待ちも出来ます。先客のご婦人がさっ

と片付け音も無く、店を出ます。私たちも急いでやっつけ後に続きます。ちょっと吹雪加減の表に出て配偶

者が云います。「ちょっと、あのおばあちゃん、凄かったね。」如何凄いのかは聞き逃しました。
  
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2010年01月15日

香林坊:清田




こんなラーメン屋さんらしいラーメン屋も珍しいのですが、メニューにはきっちり丼物が5種とカレーライス

や焼きそばやギョーザなんかが並んで、守備範囲を広げています。こうじゃないと地域に根差した店の継続

は難しいのです。継続は力です。店に入ったまま突っ立ってメニュー表を眺めます。やけに良く通る声で、

「こっちにも、有るんです。」と壁に貼った手書きのメニューを指すのです。見ればサンマーメンの文字が

飛び込みます。そうだそうだ、前に来た時にあー、有るんだ。と気に掛っていたことを思い出します。「サ

ンマーメン」というと「もやしの入ったあんかけですよ。」っと、やけに通る声で言うのです。そんなこと

知ってます、と言っては話に奥行きが無くなります。「ここのは酸っぱいの?」と訊くと、「いえ、、、」

と答えます。二人っきりなので、「西町の香林坊とは、何か関係が有るの?」と私立探偵の浮気調査の様な

事を聞いてみます。手を止めて顔を上げて「オヤカタの筋に当たります。いたんですよ、あそこに。それか

ら此処に店を出して二十ん年になります。」と、やけに通る声で言うのです。「あの辺りは、ほらっ向かい

の西友もどこもかしこもコマツセイサクショでしてね、土曜となるとそりゃもう、大変なものでしたよ、出

前がね、夜だって遅くまで開けてましたからね、ススキノに店を出している人達が一杯引っ掛けて寄って行

ったもんです。」そんな話を聞かせて貰っている内にヒラザルでちゃちゃっと麺を揚げて、溶きカタクリで

とろみを付けて出来上がりです。久々に親方という響に酔い痴れながらあんの絡んだ麺を啜ります。二十ん

年のキャリアは伊達じゃない一杯です。表の方が騒がしいと思ったら、客の様です。引き戸を反対側から開

けようとしているようで、店主が「こっち、こっち。」とやけに良く通る声で指示します。若い娘っ子の3人

連れです。キャーキャーと楽しそうに入って来ます。急に華やぐ店内です。若い娘たちは好いもんです。何

にしようかとメニューを吟味してます。中の一人が「まず、ギョーザ!」と言います。おっ!こいつらなか

なかやるじゃねーか。それから「なに?これ、サンマーメンって、美味しいの?」此処はオジサンの出番で

す。「うんめえぞー、今、食ってっから。」ふーん、といった顔つきで、出て来たオーダーが塩としょうゆ

とサンマーメンです。何とかこっちもサンマーメンと格闘しながら流石にあんかけつゆは完飲出来ません。

少なからず敗北感を噛みしめながら、娘たちの三杯を作り終わるのを待って勘定を済ませるのです。「ほら

っ、これがサンマーメン。そしてこれがしょうゆ。ほれっ、これがキムチラーメン。」一瞬の間を置いて、

「塩だよ。」っとやけに通る声で言うのです。「きゃー、ホント、びっくりした!」とか言ってます。そう

か、若い娘にはこうやると受けるのか、ソウカ、ソウナノカ。また一つ、高等テクニックを取得してしまい

ました。
  
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2010年01月14日

弁当



私だって極稀には仕事もする、と此処まで書いて自分でハッとします。こんなことではイケない、堕落で

す、サラリーマンの名折れです。こんな遅くまで仕事をして、天変地異でも起きたらそれこそ、取り返しの

つかないことになってしまいます。と言う訳で、弁当です。それでもこの弁当、松花堂弁当風のもので味付

けも良く味噌汁まで付いて、その上食後には珈琲をポットから注いでいただけます。何時もの会議であたる

餌とは月とすっぽんです。やっぱり、弁当はこうでなくっちゃいけません。でも欠点も一つだけあるので

す。上品過ぎて、腹が直ぐ減る。
  
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2010年01月13日

百番 清田店:清田




昼になればいそいそと、皆さん誘い合って昼食に出掛けます。何がそんなに楽しいのでしょう、昼飯が終わ

れば次は、晩飯です。昨晩、さらりと雪が降って其の儘の車にエンジンスターターで、始動させておいて温

まった頃、やっと乗り込んでワイパーを二三回、リヤも数回動かして、其の儘走り始めます。アイドリング

ストップの文字が虚しい、エコな日々です。kitさんと「清田区を食い尽くす会」を組織しております

が、今のところ会員は2名なのです。訳も無く清田区を端から端まで食い散らかしておりまして、正直、もう

行くところはありません。kitさんも随分と裏道まで攻めておりますのでもうネタ的には底を突いている

筈なのです。そんな中、本日は取って置きの一杯を行きます。その筈でした。飲食店が並ぶ、雑居ビルの真

ん中に位置しています。一軒はテナント募集なので、車が停めやすいのです。ここは一世を風靡した寶龍チ

ェーンのセカンドブランドだということは周知の事実ですが、一体このチェーン店が何店舗現存しているの

かは知りません。知っていてもテストには出ないと思います。前客が6人でカウンターに座っております。テ

ーブル席も取って付けた様に1つ、小上がりもあって収容人数はそれなりにあります。おかあさんが孤軍奮

闘しております。お手伝いの女性が慣れぬ手付きで厨房と客席を行き来しています。写真付きのメニューは

ありとあらゆる物が取り揃えられています。明らかにこちらはチェーン店の中でも独自路線を歩まれている

ようです。三味@600円、小さく括弧の中に@630円と書いてあります。入ってくる客にも会計を済ました客

にも「毎度、どうも。」と言っています。常連さんが多いようです。常連さんに支えられた独自路線を歩む

チェーン店なのです。昔風という名前の醤油ラーメンからもやしを抜いたものが出来上がってきました。麺

を茹でている時から若干の心配はあったのです、緩くなった麺が少々ダマになっております。最近ではそう

滅多に出会えなくなりましたから、高等テクニックなのかもしれません。スープの味を両手鍋で調えて、醤

油タレを足してましたが、まだ味が足りません。「清田区を食い尽くす会」としては、そう無理をして食い

尽くさなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。
  
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2010年01月12日

産直好麺:北区北21条




テレビの天気予報を信じて、寒いもんだとばかり思っていたら、そうでもありません。これだから人の言う

事は迂闊に信用してはイケマセン。そんな訳でラーメンです。昨日、無い事にテレビなど見ていたらBSナン

チャラで東北地方の食堂特集です。西村ナントカが案内人で中々これが渋いところを突いております。最後

に出て来た八戸の宝来食堂さんが泣かせます。兎に角安い、ラーメンが一杯200円、日替わり定食が時価で

す。普通、時価と言うと心臓に悪いのですが、此処は意味合いが反対でした。300円から350円で仕上げると

いいます。おばちゃんが一人で切り盛りして朝から晩までやってるんだそうで、このおばちゃんのポリシー

が凄い、「この町でね、昼飯に700円も1000円もかけられる人が、何人、否、何割いるの?だからこの値段な

の、全部自分でやるの、人を雇ったら給料払わねばならんでしょう。」胸にズシンと来る言葉です。配偶者

はここぞとばかりに「ほら、ほら、ほら、聞いてんの、一日に2杯も食べてさ、えっ?分かってんの。まった

く。」説諭されます。単価が安いという噂のこちらです。すっかり、改心したのです。なんたって三味@500

円です。学生ラーメンなんか@350円です。そして生たまご定食、なんというシンプルな響きでしょう。シン

プル過ぎて商品のイメージが湧きません。こいつが@300円、水餃子定食が@500円。めくるめくような品揃

えから、醤油ラーメンを頼みます。待っている間、厨房の中では、なっ、なんと、餃子の皮を麺棒で、自家

製かい。へぇ、上手いもんだねえ。何かい、此処はメニューを見ると水餃子ばかりだけれど、焼き餃子は無

いのかい?「アリマスヨ、焼けば焼き餃子にナリマス。」これは分かりやすい説明をありがとうございま

す。そんな訳でaonegiさんどうやらここの「マッサージ」への合言葉はメニューには表記の無い「焼き餃子」

だったようです。おねえさんが水を持って来て呉れたら焼き餃子と言って見ましょう。きっと、焼き餃子が

出て来ること請け合いです。





えーと、なんでしたっけ?そうそう、いろいろ、考えている内にすっかり、八戸のおばさんのことを忘れて

しまいました。東区は新道沿いに在る旭川ラーメンと言う名前のお店です。もう彼此14年ぐらいは行ってま

せん。この町に旭川を持ち込んだ先駆的なお店だと思います。相変わらず無口なお兄さん(とは言っても、

お互い相応に年は取りました。)が変わらぬ手順で作ってくれます。おぅ、これこれ、この麺とこのスー

プ、この麺は何処の麺なの?と訊こうと思ったところで、後客です。これが酷かった。入って来るなり立っ

たまま煙草に火を着けます。この手合いがまだいることがこの町の限界なのかもしれません。
  
Posted by stc at 20:07Comments(4)TrackBack(1)ラーメン